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~ナザレのイエス~

語らい

光が生活の中に降りてきている。

ナザレのイエスさま
今日朝起きてから、今ここに至るまで、
おぞうたまの頭上のあなたの光を通して、
私に与えられた恵みが見えるようにしてください」

胸に両手を当て祈り、恵みが見えるまでじっと静かに待つ。

必ずそれはやってくる。

そう、食器を洗っていてふと横を見ると、やかんや鍋がふんわりとした光に包まれ、
一つひとつ輝きを放っている、あの空間があったことに。。。

そう、車を走らせていた時、クッキリと視界が澄んでいたことに。。。

そう、当たり前のように、いいも悪いも判断なしに生きることができていたことに。。。

そう、こうやって気づきが与えられる機会が持てたことに。。。


ずっと恵みは与えられていた。
ナザレのイエスさまと語れば語るほどに、恵みが溢れていたことに気づく。

生活のただ中で見逃していた恵みに気づくたびに
喜びに満ち、驚きに溢れ、あまりの新鮮さに目が生き生きと輝く!

与えられていた恵みを感じて味わうとき、もう感謝したくてしたくてたまらなくなる。

「あぁ。。。」

思わず感嘆の息がもれた。
これが、ナザレのイエスさまに語りかけること!


日々の中で素通りしてきてしまっていた恵みに改めて気づくことができた!
思っても見ない恵みが与えられていたことに気づくことができた!

なんて素敵な生がもたらされているのだろう。。。


ナザレのイエスさま!
私はずっとずっと望んでいたのです。
あなたと語らいながら生きることを。。。
あなたのいらっしゃる空間に絶えず身を浸すことを。。。
あなたの世界で生きることを!!!


初めてこの祈りを言葉にすることができた。
段階のシフトが起きた。


おぞうたまは彼の世界の中で、彼と共におられる。
そこで私たちが来るのを待っていらっしゃる。

おぞうたまの言われたとおりにする。

それだけ。

それだけで、

おぞうたまは彼の羊たちを彼の世界へといざなってくださる。

おぞうたまのヒーリングは、恵みがあることに感謝する祈りであると教わった。

この祈りがどれほどの喜びに深く溢れているのか!

今までの私では到底知りえなかった。


おぞうたまは私が生きている生活とは、まったく別世界に生きておられる。


今まで生きていた世界(この世)から、おぞうたまのおられる世界にまで飛躍した時、
おぞうたまの言葉は、新しい輝きを放って語りかけてくださる。



「彼と語らう・・・この道の初歩、始まりであり、これが基盤。」

おぞうたまがこの新しい生き方を示唆してくださった。


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~私がこの道を歩む始めに与えられた恵みが見えるようにしてください~
そう祈り、待っていると・・・

ナザレのイエスさまが十字架にかけられた場面!
なぜだろう・・・彼の穏やかな横顔が見える。

しかし、このことが私に与えられた究極の恵みであるなんて、

頭は理解しない。

何度かこれじゃないと思い直した。ひたすら応えられるのを待った。
しかし、場面は頭を離れない。独特の雰囲気を持って、私に迫ってくる。
やっぱりこれしかないのだ。

そう分かった時、涙がこぼれた。

ナザレのイエスさまの深い愛、それはそこに溢れていた。

私はこの先ずっと、あの横顔を忘れない。

いつかきっと、これが恵みであったことを、
何の躊躇もなく、感じ、語ることができるようになることを!!!


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愛、ナザレのイエスさまの愛・・・

「恵みは彼の愛なのだ」
おぞうたまの言葉が私にさらなる飛躍を生んでくださった。

私は感情の愛、この世の愛は知っている。
けれど、イエスさまの愛は本当に知らなかったのだ。

知らないことすら知らずにイエスさまの愛を勝手に知っていると思っていた。

その私に、ナザレのイエスさまは愛をずっと与え、
この先も与え続けていらっしゃる。

この事実だけが真実だと直感した時、私はまるで幼子のようにポカンとした。

あぁ。。。知らないのだ。。。

それだけが与えられた。

これこそが恵みだった。

 

私はリセットされたかのように真っ白になった。

そして、気づいた。

震え。。。私はどこか恐れている。
彼の愛を知ることはとてつもなく恐ろしいことのように感じている。

もし彼の愛の只中に浸ることができたら、私はどうなってしまうのだろう?
「強すぎる光に人間は耐えられない。」おぞうたまの言葉に思わず納得していた。

震えは身体ばかりではなく、魂が揺り動かされるように振動していた。
恐怖と同時に彼の愛を望んでいる。。。。私は複雑だ。


「その愛を本当は知っているのだよ。」おぞうたまがおっしゃられる。

「イエスさまが十字架にかけられたあの時感じた愛・・・」

そう静かに促された瞬間ハッとした。

 

そうだった!私は確かにイエスさまの愛を感じていた。。。

私はあの時、強烈な感覚に触れていた。。。

 

 

「さぁ、今から2分間、語らってごらんなさい。」

そう促され、そっと胸に手を当て祈る。
そして与えられていた恵みを見た。

それは光の場面だった。

それを思う存分に味わう。

「ピークに達したら、声に出してイエスさまに感謝を」
声を出そうとして自分の状態に改めて気づいた。

初々しい。。。少し臆するような戸惑い、
これまで感じたことがないトキメキに胸がざわついている。

『初恋』・・・それがピッタリだった。
彼からの恵みに、私はいつも驚かされる。

今、始まったばかりなのだ。
徐々に、本当に徐々に、私は彼の愛を真っ直ぐに見るようになるのだろう。

それは語らうことから始まる。
ナザレのイエスさまと語らう。。。

光が生活の中に降りてきている今、それが赦されたのだ。