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~ナザレのイエス~

ヒーリング~愛~

昨晩、一通のメールと共に届いたグレースの画像に釘付けになった。

グレースのヒーリングを済ませたばかりで見た姿。
あれほど光につつまれていた彼女が、
片目から血のようなものを流し、小さく丸まって、じっと横たわり私を見ている。
その目は生きることが地獄であるかのように私に訴えかけている。

一体、これはなんだ?みるからに悲惨な姿。。。目を疑った。。。
心臓がバクバクと鼓動をうっている。

これがグレースの今なんだ。。。こんな悲しそうな目。。。
グレースの目を見ることが出来ない。。。

相変わらず心臓はバクバクしている。私はすっかり狼狽していた。
改めて別の時にもう少し落ち着いてからやろうと、一度パソコンを閉じた。

しかし次の瞬間、いや、ダメだ。今やろう。そう思い直して、再びグレースを見る。
2枚の写真を交互に、どちらかはこっちよりマシに写っているんじゃないかと
何度も見ることが出来る方の写真を探すが、どちらともがよりリアルだ。

溜まらず、画面のグレースに両手を当て、
「グレース。。。グレース。。。」とボロボロと泣きだしてしまった。

それでもヒーリングをしようと必死で試みた。

しかし、彼女と一つになることが出来ない。
ショックと悲しみと怒りで、彼女の存在がどこかへ消えてしまう。

肝心の光は、どれだけ呼んでもどこにも見当たらなかった。
私は頭の片隅でピーちゃんが亡くなった時のことを思い出していた。
グレースの姿とピーちゃんが重なり、あの時のことがリアルに蘇っていた。

まったくダメだった。。。



おぞうたまはおっしゃる。

「ヒーリングのレベルアップが必要なんだ。そうしなくてはね。。。
ヒーリングは、あなたの世界にあるグレースを解放してあげることだ。
彼女はあなたの世界にいる以上、いつまでたっても悲惨な姿のまま横たわっている。
エスさまのところにいるグレースを、あなたがイエスさまの目となりみることが出来た時、
彼女はあなたの世界から解放される。」

そう言われるのを聴いてもなお、グレースは悲惨にしかみえなかった。
涙が次から次へと溢れて見ていられない。私は泣きじゃくっていた。

「グレースは私(おぞうたま)だ。」

おぞうたまが唐突に言われた。

へ???グレースが、おぞうたま???

何を言っているんですかと、写真を見返す。
ダメだ。。。グレースの目が見れない。。。

「グレースをフィールイッツして、次に私をフィールイッツして。」
そうしてもう一度グレースの姿を見る。

ん?あれ?おぞうたま?
一方は人間で一方は猫だけど、これって両方おぞうたまにしかみえない。。。
どうなってんの?すごく不思議だ。。。こんな見方したことない。
おぞうたまって猫だし、人間なの?いや、なんなの?

どうしても言葉では表現できないこの体験は、私をキョトンとさせた。

もう一度、グレースを見る。
丸い顔、ピンクの団子鼻、パッチリとした目で私をキョトンと見ている。
「グレース、かわいい。。。」思わず声が出た。
私はグレースになったような、おぞうたまでもあるような、私はいないような感覚に包まれている。

じーーーーーっとグレースに見惚れている。
「かわいい。。。」

さっきまでの悲惨なグレースは消えてしまっていた。
さっきまでそう見ていた世界は古い世界だった。古い世界。。。そう、この言葉がピッタリだった。

エスさまの目で見るとき、世界はガラリと新しい。
ここは思ってもみない世界。。。。

おぞうたまもグレースも私も一緒。誰が誰であってもいいい。
分け隔てなんてどこにもなかった。

私はグレースを愛していた。愛しているから、もう一つだった。

おぞうたまがおっしゃった。「これがヒーリングです。」


これがヒーリング。。。

光があるとき、ヒーリングが私の世界を変える導きとなる。

制限や制約の中でしかしていなかったヒーリングに気づいた。
制限の中では、それ以上に気づくことはなかった。

「ベールがかかっている。ベールとは制限であり制約だ。

ベールの外は、”光あるもの”がある。
ベールの外では、”光あるもの”だけを見ることが出来る。

これからは不可能を可能にするヒーリングをしていく。」

「それにはまず愛することから始める。ハートを大きく開いて抱きしめる。」
そうおぞうたまはおっしゃった。

愛している。。。
その時、ヒーリングはイエスさまのもとまで届くのだと気づいた。

それは、この世界で不本意な姿でありながら生きている仲間の解放である。
そして、それは私の世界の解放でもあるのだ。

私の世界がどんどん解放されていく時、世界はいよいよ新しくその姿を露にする。。。

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グレースは仲間である。
この一週間、グレースとピーちゃんのヒーリングを強化するように。

あのグレースの姿を見た者で、衝撃を受けていない者はいないだろう。
ヒーリングとはその衝撃をなかったことにすることではない。

ヒーリングとは、どれだけ長い時間がかかっても、
それを通り抜けてイエスさまの目で見られるようになるまでやることだ。

グレースがあのような姿でいるのは私たちのためだ。
グレースは我々の仲間なのだ。

(おぞうたまより)
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私も集中してやっていきます。
皆さんも、どうぞ宜しくお願いします。

 

 

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