回想2
それから数日後。。。
学年主任の先生から「あれからどうなりました?」と電話があった。
私は「やはりそのまま推薦でお願いします。」と言うと、
「それでは、高校3年間通う意志があるということですね?」と確認される。
私はそれは分からないので言葉を濁していると、
「次男君は学習室にずっといなくて、フラフラと梅の花を見てきますと行ってしまうので、
落ち着きがないというか・・・正直にいいますと、
学年主任の先生から「あれからどうなりました?」と電話があった。
私は「やはりそのまま推薦でお願いします。」と言うと、
「それでは、高校3年間通う意志があるということですね?」と確認される。
私はそれは分からないので言葉を濁していると、
「次男君は学習室にずっといなくて、フラフラと梅の花を見てきますと行ってしまうので、
落ち着きがないというか・・・正直にいいますと、
そんな状態の生徒を推薦で通すのはどうなの?といった向きもあるのですよ。
公立の推薦は、他の生徒に恥ずかしくない生徒として送るので、
今の状態のままだと心配だから、推薦でいくと決めたのなら、
今の状態のままだと心配だから、推薦でいくと決めたのなら、
今後はもう少ししかないですけど、授業にちゃんと出てもらわないと・・・
校長の顔に泥を塗ることにもなりますし。
もし、出ないとなったら、また話しをしてもらうということになります。
19日(火)には封をして高校側に送ることになるので、
もし、出ないとなったら、また話しをしてもらうということになります。
19日(火)には封をして高校側に送ることになるので、
明日までにハッキリとさせて欲しい。」とおっしゃった。
先生のおっしゃることはもっともなことだ。
「分かりました、話してみます。」と言って電話を切り、次男と話した。
「学年主任の先生から電話があって、推薦にするなら授業出てねって言ってたよ。」
先生のおっしゃることはもっともなことだ。
「分かりました、話してみます。」と言って電話を切り、次男と話した。
「学年主任の先生から電話があって、推薦にするなら授業出てねって言ってたよ。」
と言うと、ふぅ。。。とため息をついて、不機嫌そうにしている。
その後も私が「まぁ、先生そう言ってたしね。。。」
「自分で受けます。って言ったんだから」と言うと、頭を抱えて倒れこんでしまった。
「どうした?」と聞くと、「分からん」と。
「授業出ればいいじゃない?」と言うと、
「いやだ」とそのまま寝そべって顔を手で覆ったまま首を振っている。
それからは何を聞いても「分からん」「分からん」
「何が分からないの?」と聞けば、「分からんもんは分からん」
そんなあの子に「分からんって自分のことじゃない。。。
自分でやるって言ったんだから自分で授業出るかどうするか決めなきゃ。」と言うと
「じゃぁ、もう受けない(受験しない)。」と言う。
私 :「何で分からんって言ってる人が考えもしないですぐに止めるとか言うの?
その後も私が「まぁ、先生そう言ってたしね。。。」
「自分で受けます。って言ったんだから」と言うと、頭を抱えて倒れこんでしまった。
「どうした?」と聞くと、「分からん」と。
「授業出ればいいじゃない?」と言うと、
「いやだ」とそのまま寝そべって顔を手で覆ったまま首を振っている。
それからは何を聞いても「分からん」「分からん」
「何が分からないの?」と聞けば、「分からんもんは分からん」
そんなあの子に「分からんって自分のことじゃない。。。
自分でやるって言ったんだから自分で授業出るかどうするか決めなきゃ。」と言うと
「じゃぁ、もう受けない(受験しない)。」と言う。
私 :「何で分からんって言ってる人が考えもしないですぐに止めるとか言うの?
ちゃんと考えてよ!」
次男:「ずっと考えてる、考えても分からん。」
私 :「じゃぁ、担任の先生に受けるって言った時の言葉に
従ってみればいいじゃない。」
次男:「何ににも従いたくない」
私 :「従うって、自分の言った言葉じゃないの?」
次男:「本心じゃない。もう、分からん。。。
次男:「本心じゃない。もう、分からん。。。
学校行くとか、行かないなら働けとか、やりたいことが何もできん!」
私はドアタマにきた。
私はドアタマにきた。
「分からん、分からんって、
あなたが自分のことばっかり考えてるから分からなくなっちゃうじゃない!
自分なんてどこまでいっても空っぽだよ。分からんわさ。
自分なんてどこまでいっても空っぽだよ。分からんわさ。
周りがいて自分が浮かびあがってきて、何か決めれるんじゃない。
周りを見てみなさいよ、馬鹿にばっかりしてないでさ。
周りを見てみなさいよ、馬鹿にばっかりしてないでさ。
他の人たちのことも少しは考えなさい。
ここにいる人たちみんながやりたいことばっかりやってるんじゃないでしょ。
周りの人たちだってそれでも何か決めながらやってるんだよ。」
ここにいる人たちみんながやりたいことばっかりやってるんじゃないでしょ。
周りの人たちだってそれでも何か決めながらやってるんだよ。」
なんだか横道に逸れてしまってよく分からないことをワーワーと言い出していた。
そしたら次男は、
「馬鹿になんかしていない。馬鹿にしてるっていうのは、お母さんの言葉だ。
そしたら次男は、
「馬鹿になんかしていない。馬鹿にしてるっていうのは、お母さんの言葉だ。
僕は自分を持っていないって言っただけだ。」冷静に言う。
私は「あのやるって言った時、あなたの何かが促したんじゃないの?
それはあなたの中の本当の何かじゃないの?
私は「あのやるって言った時、あなたの何かが促したんじゃないの?
それはあなたの中の本当の何かじゃないの?
だったらそれに従ってみればいいじゃない?」そう話していた。
頭を抱え寝転んだままの次男はポツリと、「彼は死んだ・・」とつぶやいた。
よく見ると泣いている。
私はとっさに「死んでいない・・・と思う」と応えた。
次男:「死んでない。。。けど、僕が閉じ込めているから死んだも同然。。」
私 :「その彼がやるって導いたんじゃないの?本当にその彼が死んだの?」
頭を抱え寝転んだままの次男はポツリと、「彼は死んだ・・」とつぶやいた。
よく見ると泣いている。
私はとっさに「死んでいない・・・と思う」と応えた。
次男:「死んでない。。。けど、僕が閉じ込めているから死んだも同然。。」
私 :「その彼がやるって導いたんじゃないの?本当にその彼が死んだの?」
次男:「死んでない・・・僕が閉じ込めている。けど死んだと同じだ。」
私 :「死んでないでしょ?彼は死なない。あなたが死んでも死なないでしょ?」
私 :「死んでないでしょ?彼は死なない。あなたが死んでも死なないでしょ?」
次男:「うん」
私 :「彼はあなたでしょ?」
私 :「彼はあなたでしょ?」
次男:「うん」
私 :「彼は死なない。あなたの中に彼がいる。彼があなたを動かす。
その彼は周りの人の言葉に影響されない。彼はどんな言葉にも死なない。
あなたには彼がいるんでしょ?彼は自由で、だからあなたはすでに自由でしょ。
誰もあなたから創造を取りはしないから、
その彼は周りの人の言葉に影響されない。彼はどんな言葉にも死なない。
あなたには彼がいるんでしょ?彼は自由で、だからあなたはすでに自由でしょ。
誰もあなたから創造を取りはしないから、
その自由なところから考えればいいと思う。」
次男は起き出して鼻水をかみ、しばらく考えてから
「推薦は受けたい、けど授業は受けない。それが答え。」と言って去っていった。
そして、その数時間後、こんなことを言ってきた。
「あ、お母さん。彼が受けるって言ったって言ってたけど、
次男は起き出して鼻水をかみ、しばらく考えてから
「推薦は受けたい、けど授業は受けない。それが答え。」と言って去っていった。
そして、その数時間後、こんなことを言ってきた。
「あ、お母さん。彼が受けるって言ったって言ってたけど、
彼はこうするとかああするとか断定しない。
だから彼が受けるって言ってないからね。そこだけは訂正して。」
一体、彼って誰なん???私はそう思ったが、分かったとだけ答えた。
そして、
だから彼が受けるって言ってないからね。そこだけは訂正して。」
一体、彼って誰なん???私はそう思ったが、分かったとだけ答えた。
そして、
「あの時受けるって言ったのは、時間稼ぎだった。まだ決められないかったからね。」
とあの子は言って立ち去った。