グルグル回る
一つひとつ、丹念にやってきていても、
最後のピースが合わなくて、また全部崩壊して、最初から。
大きな段階を超えても、目の前にあることは子どもであれ、第二ラインであれ、
ずっと続く。
同じことをグルグル回っている感覚を改めて自覚した。
結局、同じことを回っているのはこの世であって、
回っているように見えている自分が同じなんだと気づいた。
見ている自分が新しい時、同じことがグルグル回ってはいなかった。
光の下でグルグル回っているを溶かしていった時、新しくなった自分に気づく。
その時、グルグル回っていなかった。そのことは消えていた。
いくら階層が上がっても、同じことは繰り返される。それは出口のない恐怖だった。
光によって照らし出されたら気づいた!
恐怖に囚われた自分がそのグルグル回る根本原因だった。
恐怖の終わりは、恐怖である自分が消された時にくる。